煎じて飲むのが基本的なスタイル

日本でも手軽に手に入るようになった乾燥果実ですが、これを煎じた汁を飲むのが、羅漢果を利用する基本スタイルです。手順は以下のような簡単なものです。

  1. 乾燥果実を手で粗く砕いて、水を入れた鍋に入れる。(果実1個に対して水2リットルが目安)
  2. 中火で20分~25分煎じる。
  3. できあがった煎じ汁を冷まして飲む。

もちろん、熱いまま「羅漢果茶」として飲んでも構いません。飲む量の目安は、湯飲みかコップに1杯の量を1回分として、1日に2~3回程度です。ただし、体調の優れないときや咳が酷いときは、もっと回数を増やして飲んでも構いません。自然食品なので、多少多めに摂っても健康を害することはありません。また、乾燥果実を2個入れて濃いめにして飲むこともできます。ちょっと甘すぎるかもしれませんが、体調不良の人には適しています。煎じ汁は清潔な瓶などの容器に入れて、冷蔵庫に入れておけば保存することもできます。

調味料、入浴剤としても使えます

煎じ汁は、直接飲む以外にも様々な利用法があります。ほかの飲み物とブレンドして、たとえば牛乳と混ぜて飲んでもよいでしょう。牛乳の豊富なカルシウムとタンパク質、羅漢果の豊富なビタミンとミネラル。それぞれを同時に摂取できる健康飲料になります。味も牛乳を単独で飲むよりずっと飲みやすいので、牛乳の苦手な方にも、ぜひ試してみてください。

また、羅漢果は、砂糖や味醂のかわりに、料理の調味料としても使えます。ノンカロリーの自然な甘さなので、健康上の理由で糖分を控え目にしたい方におすすめです。さらに、羅漢果は、直接肌につけたり、お風呂に入れたりして、化粧水や入浴剤がわりに使うこともできます。羅漢果には消炎作用もあるので、湿疹など皮膚のトラブルを軽減する作用も期待できます。


羅漢果の特徴

羅漢果のレシピ